『コロナ禍でキャッシュレス決済が加速しました。それでもまだ財布は必要です。ですがもう最低限でいいでしょう？』キャッシュレス時代に合わせたミニマルなウォレットを作りました。ヨーロッパ産のヌメ革を使い、オールハンドメイドで製作しました。非常にシンプル、ミニマルなデザインから【ミニマルウォレット】と命名。こちらは蓋の角が丸いタイプになります。デザイン違いで角が四角いタイプも販売しています。こちらのカラーはヌメ芯ブラックです。ステッチはベージュの麻糸を使用しています。顔料染色で吟面（革の表面）だけをブラックに染色しています。丘染めと呼ばれる手法ですが、簡単に言えば塗装です。この手法で革に色を付けると、エイジングによってアタリが強い部分の色が徐々に剥げてきてヌメ革本来の色が出てきます。革が茶色だと茶芯ですが、茶色ではなくヌメ革本来の色なのでヌメ芯と名付けました。そこでエイジングは終わりではなく、剥がれて現れたヌメ革本来の部分が更にエイジングによって飴色に変化していきます。芯通し（革を芯まで染色すること）の染料染色では味わえないエイジングがヌメ芯の革ではお楽しみいただけます。言ってみれば茶芯よりもエイジングが楽しめる革だとも言えます。顔料染色→ツヤありクリア→ツヤ消しクリア→ワックスという処理をしていますので簡単には剥がれませんが、爪や鋭利なもので強く引っ掻くと剥がれます。ご注意下さい。一見コインケースのようなデザインながら内側は3室に分かれ、お札を三つ折りor四つ折りにして入れるスペース、小銭を入れるスペース、カードを入れるスペースがあります。小銭入れは大きなマチがあるのでとても出し入れがしやすいです。お札は10枚程度、小銭は15枚、カードは3〜4枚は余裕で入ります。厚みも普通の財布よりは薄いのでスーツのポケットや、ジーンズの後ろポケットに入れても嵩張りません。カットから縫製まで全てハンドメイドで製作しております。縫製は麻糸をサドルステッチ（元々は馬の鞍を縫う為の丈夫な手縫い方法）で一針一針丁寧に手縫いしています。ヌメ革はヨーロッパ産のヌメ革を使用しています。ヌメ革はエイジング（経年変化）によって飴色に変化し色艶も増し、味のある表情を見せてくれます。サイズはタテ約7cm、ヨコ約11cm、厚みは中身次第ですが約15〜20mm程度です。